2018 年のフィリピンから九州への直接入国者数、宿泊人泊数はそれぞれ、32,296名(前年比 111.6%)、33,450人泊(前年比 119.2%)であり、好調に推移している。
しかし、直接入国者数との対比で宿泊人泊数が少ないことが当該市場の大きな課題であるが、2017年の0.97人泊から2018年は1.04人泊と堅調に伸びてきた。
要因は観光での九州来訪者数が伸びてきたためと考えられる。また、2019年11月にローマ法王の長崎来訪が決定しており、敬虔なキリスト教徒が多いフィリピンにおいて、隠れキリシタン関連の素材の露出が増える可能性が高い。
一方、依然九州の認知度は極めて低く、短期的に大幅な観光客数が伸びることを期待することは適当ではない。 ついては、先ずは第一フェーズとして、現地旅行会社と連携し、団体旅行を誘致することにより着実に観光目的の来訪者数を目的とし、同市場向けに九州ツアーの造成・販売促進を図る。
令和元年9月に旅行会社ツアー造成担当者を招請し、取材ツアーを実施した。ツアーの様子は以下のとおりである。
◆招請ツアーの様子